べんとうのブログ

ただのべんとうのブログです

英語長文・現代文のトレーニング法を言語心理学的にお話しします

こんにちは。べんとうです。

普段、心理学専攻なのですが、最近は言語心理学と言う分野にハマっています。

 

今日は手短に行きます。

 

読めない人は、「読み返し」(心理学の用語では「逆行」)してしまっています。

 

これは、経験的にもわかりやすいのではないかと思いますが、「読める人」の読み方がかなり意外でした。

 

読める人は、「停留」といって、一回一回止まって覚えてから次のチャンクに目を移しているのです。

 

意外ですよね。読むのが速い人は、ざざざっと目を移せるイメージがありましたが、意外と堅実に停留しているそうです。

 

ちなみに、本を読んでいる時、僕らは「なめらかに横に目を動かしている」と思っていますが、実は不連続な動きをしています。

日本語であれば3~4文字ごとに停留して(読み終わったら)シュっと次の3~4文字に目を移動させますサッカード運動)。

 

 

なので、まず文章が読めない人は、ひとまず停留時間を長くすることから始めるといいと思います。

一般的な日本人だと、1回の停留時間は0.2秒~0.3秒と言われています。ただ、読書量が少なかった高校生さんだとこうはいかないと思うので、0.5秒~1秒くらい間を取って、「覚えた。はい。覚えた。はい。」と確実に読んでいくといいと思います。

 

その内、練習してると停留時間が短くて済むようになってくると思われます。

特におすすめなのは、夜寝る前に読む練習をすると、寝ている間に「意識的に停留しながら読む」スキルが小脳の自動化プログラムに入るので、ある程度無意識にやれるようになってくると思います。

 

特に、英語は読み戻って日本語に直しながら読む人がかなり多いですが、停留時間の観点からするとお勧めしません。

やはり、「英語は英語でよむ」ほうが良いのでしょうね。

 

最近、僕も英語の読解を練習しているのですが、0.6~0.7秒くらいは待って覚えるようにしています。(あまりにも英語が読めないので)

 

 

また、「頭の中で音読してしまう」という状態は出来るだけ避けたい気もします。

この辺はまだ勉強していませんが、わかり次第シェアしたいなと思います!