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【数学B】群数列の解き方が13分でわかるブログ

こんにちは。べんとうです。

今回のテーマは群数列です。

 

 

ブログの方でも解説しますが、僕のYouTubeチャンネルの方でも解説動画を上げていますので、そちらに飛んでいただいても構いません。

youtu.be

 

 

では、ブログの方でも解説していきましょう。

 

例題)

1|4,7|10,13,16,|19,22,25,28|31,...

この群数列において、154は第何群の何番目の数か

 

解説)

この問題文、非常にわかりづらいです。

ひとまず翻訳していきましょう。

 

その前に、この問題を解くにあたってのポイントは、

ただの数列群数列結ぶという所にあります。

 

質問です。

154は、ただの数列(1,4,7,10,13...)において、第何項でしょう。

 

 

...少し頭を悩ませますが、難しくはありません。

ただの数列(1,4,7,...)の一般項は an=3n-2 ですよね。

ここで、nは「第何項か」を表しています。

対して、anはここでいう、154を表しているわけです。

 

 

つまり、

an=3n-2

154=3n-2

3n=156

n=52  154は第52項 ということになります。

 

改めて問題文を見てみます。

 

1|4,7|10,13,16,|19,22,25,28|31,...

この群数列において、154は第何群の何番目の数か

 

翻訳します。

 

1|4,7|10,13,16,|19,22,25,28|31,...

この群数列において、第52項は第何群の何番目の数か

 

「第k項」という表現が、群数列ではなく、ただの数列としての表現ですから、ただの数列の表現と群数列の表現をここで結べたということになります。

f:id:bentoclass:20180812174500p:plain

 

ということで、次のポイントに行きましょう。

 

各群の先頭を〇で囲め。それが新たな数列だ。

 

f:id:bentoclass:20180812174648p:plain

 

この〇で囲んだ数字を並べます

1,4,10,19,31

これはこれで数列ですよね。

 

ではこの数列の一般項を求めます。

f:id:bentoclass:20180812175001p:plain

 

階差数列ですのでこのようになりますよね。

 

では、この数列{bn}の意味を理解しましょう。

 

数列{bn}において

n=第何群かの情報

bn=第何項かの情報  となります。

 

つまり、nは群数列、bnはただの数列の情報なわけですね。

 

 

さて、翻訳した問題文をもう一度見てみましょう。

1|4,7|10,13,16,|19,22,25,28|31,...

この群数列において、第52項は第何群の何番目の数か

 

この段階でbn=52ですよね。当然。

なぜなら、ただの数列の情報(第何項かの情報)なのだから。

 

ということで、

bn = 3/2n² - 3/2n + 1

 bn=52を代入し、

52=3/2n² - 3/2n + 1

 

nは第何群かの情報なので、絶対に自然数です。

適当に近い値を代入していけば近いものが出ます。

 

f:id:bentoclass:20180812175748p:plain

 

次に考えることは

いや、群数列って全部書けばそのうち答え出るでしょ?

 

中学の時の規則性問題の時に一回はやったことのあるアレです。

 

それに近いことをしてみたいと思います。

 

その前に情報を整理しますね。

f:id:bentoclass:20180812180000p:plain

 

要するに、46は第10群の数字ですよね。

 

f:id:bentoclass:20180812180203p:plain

 

はい、群数列とただの数列が結べました

 

ということで、解答は

第10群の7番目の数

 

 

 

以上です。見ていただき、ありがとうございました。

 

上の坂田アキラさんの参考書おすすめ。

志田さんの数学も非常にわかりやすいです。

【数学Ⅰ】二次関数の最大最小問題がクリアに理解できるブログ

こんにちは。べんとうです。

今回は二次関数の最大最小問題を解説していきたいと思います。

 

この最大最小問題には、つの万能な考え方があります。

この万能な考え方を順を追って説明していきますね。

 

※平方完成のやり方については、今回は省略させてくださいorz|||

 

 

 

<万能な考え方①>

二次関数には2つの形がある。

 

とりあえず、今回紹介する二次関数の形は2つです。

 

・y=ax²+bx+c (a)

・y=a(x-p)²+q (b)

 

実は、最大最小問題を解くうえで、(a)の式は最悪です

あまりにもわかりにくい式の形です。

 

最大最小問題を解くときは、(b)の式で攻めましょう。

 

 

<万能な考え方②>

変域の捉え方は2つある

(1)どこを歩いたか

(2)ひも

 

あくまでもこれは比喩表現となります。

しかし、頭に入れてください。

 

(1)どこを歩いたか

例)y=x² (1≦x≦4)

f:id:bentoclass:20180731204645p:plain

1がSTART, 4がGOALって感じで、

このオレンジの棒人間が滑り台を逆走したものと考えてください。

要は「どこを歩いたか」を示しているわけですね。

...とりあえず、それだけ頭に入れていただきましょう笑

  「どこを歩いたか」

 

 

(2)ひも

上の図の赤い部分だけ取り出します。

f:id:bentoclass:20180731204939p:plain

この変域を表す「ひも」どこに貼り付けるか

 

...何を言っているかというと

 

f:id:bentoclass:20180731205040p:plain

ひもには中心がありますよね(青い点)

この中心が、軸からずれたらズリ落ちそうですよね。

 

f:id:bentoclass:20180731205310p:plain

もちろん下に凸でも同じです。

 

 

 

ということで、要するに

変域の捉え方は「どこを歩いたか」と「ひも」です。

 

 

<万能な考え方③>

〇解法のアプローチを2つ覚える

 

★アプローチA

頂点を越えるか越えないかの判断

 

f:id:bentoclass:20180731205732p:plain

★アプローチB

ひもがどちらにズリ落ちそうかの判断

f:id:bentoclass:20180731210013p:plain

ちなみにひもの中心は平均値です。

※厳密にいうと「中心じゃねぇだろ!」というツッコミが飛んできますが、あまりに気にしないでください。

 

↓ちなみに坂田アキラさんの参考書、数列だけ買ったことありますが、めちゃわかりやすいです。オススメ。

 

それでは一つ問題を解いてみましょう

y=-x²+4ax-a (0≦x≦3)の最大値・最小値を求めよ

解答)

まず、y=-x²+4ax-a。この形は最悪だ

平方完成をしないと前に進めません。

なので、ほいっ。

y=-(x-2a)²+4a²-a

 

さて、まず最大値を求めてみましょうか。

区間 0≦x≦3を歩いている時に、頂点を越えられたか越えられなかったかが重要になってきそうですよね。

だって最大値だもん。山を越えた時点で、その山の頂点が最大値でしょ?

それがあるのとないのとでは大きな差ですよね。

f:id:bentoclass:20180731211149p:plain

ちなみにはx=2aだよね。

(ほら見てみろよ。y=-(x-2a)²+4a²-a

 

っつーことで、

(i)32a(軸)より左側のとき

つまり、3≦2aのとき。(3/2≦a)

x=3で最大をとるので、y=〇〇

(気になる方は各自で求めてみてください。今回は解き方が分かればいいので)

 

この調子で...

(ii)0≦2a≦3 (0≦a≦3/2)のとき

x=2a(頂点)で最大を取り、y=〇〇

 

(iii)2a≦0 (a≦0)のとき

x=0で最大値を取り、y=〇〇

 

 

 

どうですか?わかってきましたかね?

 

 

次は、最小値を求めましょう。

【ポイント】

ひもがどちらにズレるか

↓(判断)

どちらの「標高」が低いか、ばっちりわかる!

f:id:bentoclass:20180731211924p:plain

こういう風に場合分けすればイイコトがあります。

それは...

f:id:bentoclass:20180731212024p:plain

どちらの標高が低い

一目でわかるじゃないですか。

 

さあ、続けましょう。

(i)3/2≦2a (3/4≦a)のとき

最小値はx=0のとき、y=〇〇

(ii)2a≦3/2 (a≦3/4)のとき

最小値はx=3のとき、y=〇〇

 

 

という感じです。

もう忘れないでしょう笑

 

 

ちなみに、

f:id:bentoclass:20180731212444p:plain

 

迷ったらイコールつけてください。

 

カブりがあるのはno problemです。

 

むしろ、抜けがある方が、yes problemです(なんじゃそりゃ)。

 

 

 

 

3つほどブログの中で参考書を紹介しました。

是非チェックしてみてください。

まあ、高1・高2の方は、あまり参考書にこだわらなくてもいいかもしれません。

 

 

 

べんとう